正月早々、いつも店の前に置いてある、商品展示用の金属製の棚が盗難に会いました。
昨年の正月も、同様に店の前に置いてあった、商品を置く用の木製のちゃぶ台が盗まれました。この、ちゃぶ台には、天板一杯に、でかい字で「おまち堂」という店の名前と電話番号が、黒のペンキで書かれていました。最初は看板にするつもりで、上からニスまで塗って、苦労して仕上げた代物でした。
まさか、そんなもんが盗まれるやなんて、夢にも思てませんでした。よそから盗んだ事がバレバレな、店名と電話番号の書かれたものを、平気で使用できる人間が、この世におる事自体が信じられませんでした。
犯人は、恐らく同一人物やと思います。近所に住む人やなくて、どっか遠くから、毎年、正月休みに、親戚か友人かに会いにやってきて、帰る時に、ついでに持って帰ってるんやと思います。近所の人やったら、うちの店名の入った商品なんか、よう盗んで使えんでしょう。
犯人にとったら、正月恒例行事なんかも知らんけど、こっちはえらい迷惑です。ムチャクチャ気ィ悪いです。確かに、置いとく方も悪いんかも知らんけど、置いてある人の所有物を平気で盗める人間の気が知れません。嫌な世の中です。
そない言うたら、俺の土地に、買うて置いといた33個のブロックは、4ヶ月後の今は、12個しかありません。木の板とスコップも盗まれました。モラルのなってへん人間が多いのは、悲しいです。
少し前には、一旦、土地に来た後に、注文した弁当を取りに行ってる間に、置いといたポップコーンが盗まれました。犯人は、隣の土地の奴らに違いありません。
俺が弁当を受け取って帰ってきたら、うちの土地の前の道路に、最初に来た時には、あれへんかった道具箱が置いてありました。それから、しばらくして、隣の土地の連中が、その道具箱を車に積みに戻ってきました。
ほんま、油断も隙もあったもんやないです。俺が弁当屋に行っとったんは、時間にしてわずか10分かそこらです。物を盗む癖のある奴は、欲しい物が目に入った時、周りに人がおらんかったら、それを手に入れるのに何の迷いも持たんみたいです。
人の家に勝手に入ったり、人を殺してでも盗みを働くような信じられへん奴らが、世の中には、おるんやから、ただ、無防備に置いてある物が盗まれるんは、当然と言えば、当然なんかも知れません。
それにしても、悲しいです・・・。