昨日、1996年に行われた”タイソンVSホリフィールド”のボクシングの試合を見ました。結果は知ってたんやけど、見逃したままに、9年近くが経ってしもてました。たまたま、急に、見たい衝動に駆られて、ネットオークションで検索してDVDを落札しました。
結果は、ホリフィールドが11RでTKO勝ちでした。その後の両者の再戦で、タイソンは、かの有名な「耳噛み事件」を引き起こしました。タイソンは、ホリフィールドの耳に噛みついて食いちぎるという信じられへん醜態を全世界にさらしました。この試合は、リアルタイムで見ました。
俺は昔、ボクシングが大好きでした。俺がボクシングの魅力にとり憑かれたんは、1990年2月、高校1年生の冬の事でした。ボクシングファンの方なら、この日付でピンと来るやろうと思いますけど、そうなんです、東京ドームで、無敵のマイク・タイソンが、KO負けして王座を陥落した、あの試合をテレビで見てからなんです。
この試合は、タイソンにとって、イージー・ファイトと見られとって、誰もが、タイソンのKO勝利を信じて疑ごうてませんでした。ほんでもって、この試合に勝った後、タイソンは、前述のホリフィールドと対戦する事がすでに決まっていました。
その頃のホリフィールドは、唯一タイソンに勝つ可能性のある”究極の挑戦者”として、持てはやされてました。せやけど、この日、”世紀の大番狂わせ”が起こってしもたために、夢のカードはオジャンになってしまいました。
俺が、昨日見た、冒頭の1996年の試合は、その後に様々な紆余曲折があった後に、ようやく実現したカードでした。俺がリアルタイムでその試合を見てへん理由は、その頃の俺は、もうすでにボクシングへの興味を失うとったからに他なりません。
1990年2月の歴史的な試合を目撃して以来、俺はすっかりボクシングの魅力にハマッてしまいました。それからの俺は、衛星放送のWOWOWにも加入して、特にタイソンの所属するヘビー級の試合をメインに、数多くの試合を観戦しました。
その頃の俺のお気に入りの選手は、ホリフィールドでした。彼は、東京ドームでタイソンをKOしてチャンピオンになった相手(ダグラス)を3回KOで破り、王座に君臨してました。一つ下の階級から上がって来た彼は、決して体は大きくないんやけど、その類稀なる精神力で、大男達を相手に好勝負を演じていました。俺は、その姿に感銘を受けてました。
<~続く~>