2005.04.02「ガラスのやすえもん」その1

バンド時代のコラム

ちょっと前まで、かなり体調を崩してました。

今はもう、だいぶ回復したんですけど、昨年の10月25日に強烈に下血して以来、久方ぶりに、数日間、便器が真っ赤に染まる日々を過ごしました。便器が真っ赤に染まると、結構、ビビるもんです。おまけに、前回の10月の下血は2~3日ぐらいで治まりましたけど、今回のんは、1週間近くも長引いたんで、さすがに、俺もちょっと不安になりました。

俺は、医者通いを勝手にやめて、早2年になるんですけど、こんだけ下血が続いとったら、もし通院しとったら、間違いなく入院を勧められとったと思います。長い大腸のどっかで、また炎症が起こってるんやと思います。

俺は素人判断で、人体の自然治癒能力を信じて、勝手に薬をやめて、通院も一切やめました。ほんまは、その事自体が非常に危険な事です。もし万が一の事があっても、どこにも言うて行くとこがありません。自分の命に対しての全責任は自分自身にあります。極端な言い方をしたら、生きるも死ぬも、俺次第です。一応、国が指定してる難病ですんで、なめとったらえらい目に遭うんは十分承知してます。俺のこの病気にかかった人は、数年後に大腸ガンを併発する可能性が、健康な人の数倍の確率やっちゅうデータも出てるそうです。

せやけど、その割には、俺は危機感に乏しくて、今の俺の生活は、病気になる前のそれに限りなく近いです。常識で考えて、いっぺん、こっぴどく体を壊した人間が、以前と全く変わらん生活を送れるかっちゅうたら、それは無理やと思います。俺の体は、いっぺん割れてしもたガラスのようで、何とかそれを接着剤で修復はしてみたけども、その強度は、以前のそれとは比べもんにならん程落ちてるに違いありません。

この病気の大きな原因の一つにストレスがあるんやけど、以前、俺が耐えれたストレスが100やとすると、今の俺は40ぐらいのストレスにしか耐えられません。

面白いもんで、この病気になると、今まで目に見えんかったストレスが、目に見えるようになります。ストレスを受けたら、見事に大腸が反応して、それを教えてくれます。俺は、自分が感じてへんつもりの、ごくごく軽いストレスでも、それを便所で知る事ができます。

「え~?何か、ストレスあったかいな??・・・・・・・あ~!あれか!」

といった感じです。

~続く~

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