昨日の髪型の話に続いて、今日も、また髪の毛の話を続けます。
これは、ちょっと前の話になりますけど、僕は、とある、きっかけでイタリア人女性と話をする機会を持ちました。
彼女は、僕の髪の毛を大そう珍しがって、「その頭は、ナチュラルですか?あなたは、鼻が高いけど、ハーフですか?」と、いろいろと僕に尋ねてきました。
僕は、「違うで。パーマかけてるんやで。純粋な日本人やで。」と答えました。せやけど、目も一重で純日本人顔の僕を捕まえて、「ハーフですか?」ちゅうのは、ちょっと予想せんかった質問でした・・・・・。
すると、彼女は、「私は天然パーマですけど、今は、ストレートパーマをかけています。あなたは、その反対です。ストレートなのに、パーマかけてます。」と言うて、一人でツボにはまって、楽しそうに、いつまでも笑っていました。イタリア人のツボは日本人とは、ちょっとずれてるみたいでした・・・・・。
僕は、一瞬、「何や、もったいない。俺が天然パーマやったら、絶対に、そのままにしとくけどなぁ・・・・・。」と思いました。
せやけど、よくよく考えてみると、結局は、”ない物ねだり”なんやっちゅう事に気付きました。人間ちゅうもんには欲があって、自分には、ないもん程、欲しくなるんやと思います。
日本人が、髪の毛を染めるんもそうです。外国人の目から見たら、これは、実際に、直接、僕が聞いた話ですけど、「日本人の顔には、金髪とか茶色い髪は、似合わないじゃないですか。」ちゅう事になるんやけど、本人達は、その事には決して気付かんもんです。
外国人男性の目には、黒髪の日本人女性は、エキゾチックな感じで魅力的に映るそうですけど、最近では、黒髪の女性を探す方が難しいような気がします。昨日の話に出た、拳法道場に通う子の中には、小学生で、すでに髪の毛を染めてる子もいてる程です。
僕は、髪の毛を染め続けてると、髪の毛が痛んできて、今の若い人らが年寄りになる頃には、あたり一面、禿げだらけになってるような気がしてなりません。まぁ、人の頭が禿げようがどないしようが、僕の知ったこっちゃないんですけど・・・・・。
ちなみに、欧米では、”美女=金髪”の固定観念、”金髪信仰”があって、多くの女性が、金髪に染めてるそうです。僕らのイメージでは、欧米には金髪女性が多いように思うけど、それは染めてる人が多いんであって、実際のナチュラルな金髪の人っちゅうのは、意外と少ないもんやと聞いた事があります。
人間ちゅうのは、ついつい”ない物ねだり”をしてしまうもんやけど、自分にない物を求めるよりも、自分にある物、すなわち、長所を伸ばして行く方がええんやないかと思う今日この頃です。
野球に例えるなら、誰でもホームランは打ちたいやろうけど、誰もが、ホームランバッターになれるとは限りません。今をときめく、大リーグの年間最多安打記録を持つイチロー選手かて、ホームランバッターを目指しとったら、あの記録は、こしらえられへんかったと思います。人には、それぞれ、個性やら適性やらが、あるはずです。自分にないもんばっかり追いかけるんも、どないかと思います。
う~ん、、、、ほな、僕のこの頭って・・・・・!?
実は、全然似合ってへん事に気ィ付いてへんのは、本人だけなんやろか??人の事を、とやかく言うんは簡単やねんけど・・・・・。