2005.10.18「体調不良」

おまち堂のコラム

最近の僕は、ムチャクチャ体調が悪いです。

9月の半ば頃から、約1ヶ月間、体調の悪い日々が続いています。原因は、夏の疲れが出ている事と、少し生活が乱れてしまった事です。9月に入ってから、夜の外出が増えて、寝る直前に、ラーメンを食べたりする事が、多々ありました。

友人のバンドのドラム担当の人が、交通事故に遭って、右肩を骨折してしまい、叩けなくなってしまったんで、そのヘルプとして、ドラムを叩き始めた事も影響していました。

3年前に、難病を患って以来、自分でも、嫌になるぐらい病弱です。週2回、拳法の稽古に行って、その合間にドラムを叩くと、肉体の疲労が回復する間が足りずに、体調維持が困難になってしまいました。

おまけに、ドラムを叩くと、お腹が減ってしまって、22時過ぎの帰りに、いつもラーメンやら何やらを食べていました。まさに悪循環でした。僕は、夜になると、ラーメンが食べたくなってしまう性質があるみたいです。

その時、一緒にラーメンを食べた友人が、僕に言いました。

「俺、寝る前に食うと、太ってまうねん。おまえは、太れへんか?」

僕は、答えました。「いや、僕は太らんですね。」

彼が、言いました。「そうなんや。太らんちゅう事は、やっぱり、おまえは、どっか体が悪いんやな。」

確かに、その通りです。僕の場合は、寝る前に食べても太らないんですけど、その代わり、体調が悪くなります。

寝る前じゃなくても、僕は、普通に食べても、体重が一向に増えません。ここ2年ぐらいは、61kg~63kgの間を、何の努力もなくキープしています。体を壊す前は、常に70kg前後は、普通にありました。何ぼ腹筋をしても、腹回りの肉が落ちんで、不思議に思ってたぐらいです。どちらかと言うと、僕は、太りやすい体質やったと思います。それを考えると、やっぱり、今の僕の体重が増えないのは、体が悪いからなんやと思います。

せやけど、何やかんや言うて、今回の体調不良の一番の原因は、やっぱり、寝不足でした。

最近の僕は、ちょっと気にかかる事があって、なかなか、ええ睡眠が取れていません。最初の頃は、夏と違ごて、温度調節が難しくて、布団を着たら暑い、脱いだら寒い、扇風機付けたら寒い、切ったら暑い、の繰り返しで、なかなか寝付きの悪い日々が続いとったんですけど、そのうちに、それに”気掛かり”が加わってしもて、布団に入っても、なかなか眠りに就けずに苦しんでいます。

0時~1時に布団に入って、5時~6時まで寝られへん事も、何回もありました。最近でも、布団に入って、1~2時間は、当たり前のように寝れません。せやけど、最近は1~2時間で寝れる分だけ、まだ、だんだんと体調が回復しています。

普段の僕は、布団入ったら、すぐに寝れる人なんですけど、精神が乱れてしまうとあかんもんです。かなり疲れとって、眠たいにも拘わらず、寝られへんちゅうのは、よっぽど重症です。布団に入った時はムチャクチャ眠たいのに、そのうちに、だんだんと目が冴えてしもて、何回もトイレに立ち上がって、気が付けば、外が明るくなってる日々が続きました。寝る前から、「今日も、また寝られへんやろな・・・・・。」と、自己暗示を掛けてしもてるんが分かっとっても、どうしようもありませんでした。

体調が悪い事も、寝られへん原因のうちの一つでした。最初は、寝られへんで体調が悪くなって、体調が悪くなると、余計にまた寝られへんっちゅう悪循環でした。

僕のこの病気は、自律神経の過剰な緊張から来てるみたいで、体調が悪い時は、どっかの神経が常にピリピリと緊張しとって、それが眠られへん原因の一つになってるんやと思います。「老人が早起きなのは、体力がないからだ。眠る事にも体力が必要だ。」と、昔、聞いた事がありますけど、僕の場合も、体調を崩して、体力が低下してくると、眠られへんようになります。

日曜日とか休みの日の前日は、「明日は、昼までたっぷりと寝たんねん!」と意気込んで布団に入るんですけど、それでも、眠りは浅く、何時間おきかに目が覚めて、結局、たっぷりと、納得の行くまで眠れた試しがありません。

今は、もう、だいぶ、”気掛かり”から解放されつつあって、体調も、快方に向こてるんですけど、何やかんや言うて、やっぱり人間は、寝んとあきません。睡眠さえ、しっかり取れてれば、まず、病気する事はあれへんし、寝てる間にしか体の不調は回復せぇへんと思います。

おまけに、睡眠は精神の安定とも大きく関わってると思います。睡眠が足りんと、人はイライラするし、イライラすると、また寝られへんようになるし、悪循環も甚だしいです。

それに加えて、体が健康やないと、今の僕のように、神経がピリピリして寝れません。寝られへんとイライラするし、イライラすると、それで、また体がおかしくなるし、そないなると、さらに精神的にも肉体的にも、ストレスが溜まって、また寝られへんようになるし、の繰り返しになってしまいます。人間の精神と肉体の健康は、寝る事によってしか維持できひんのやと思います。うつ病の一番の薬も、睡眠やと聞いた事があります。

これは、睡眠とは関係ないんですけど、僕は体調が悪くなると、体に悪いもんが食べたくなってしまいます。

これは、たぶん、体調が悪くなると、まず精神が乱れて、体調のええ時は、意志の力で抑えてる欲望の抑えが効かんのやと思います。大腸の悪い僕は、脂っこい物とか肉とか食べ過ぎたらあかんもんがあって、普段は、極力食べんように努めてるんですけど、体調が悪くなってくると、決まって、それらのもんが食べたくなってしまいます。

逆に僕は、それらのもんが、むしょうに食べたくなっている自分に気付いた時に、まだ自覚していない自分の体調の悪さを知ったりもできます。「あぁ、むしょうに肉が食べたいっちゅう事は、俺、体調悪いんやわ・・・・・。」ちゅう具合です。

9月に入ってから、ラーメンを、かなり食べに行ってしもたんも、体調が悪かったせいもあると思います。体調が悪いと、投げやりな気持ちになってしもて、歯止めが効かん場合が多々あります。体調のええ時は、毎日、玄米と野菜の味噌汁、納豆、豆腐、じゃこなどの粗食でも不思議と平気です。

こんだけ、自分の体や心の事が分かっとっても、それらを完璧にコントロールして、心身の健康を維持する事は、ムチャクチャ難しいです。

今の僕は、もはや、昔のようなムチャはできない体なんですけど、それを認めざるを得ない自分と、それを認めたくない自分とが、心の中に同居しています。

人は、いろんなことを諦めて、大人になっていくんやと思います。「俺も、そろそろ大人にならんとあかんのやろか・・・・・。」と思うと、ちょっと悲しいです。まだまだ、やりたい事はたくさんあるんですけど、時間は永遠ではありません。

そんな事を考え始めると、今日も、また眠れないピーターパンの僕です。

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