2006.04.26「今後に生かすために」その2

おまち堂のコラム

せやけど、そのために、わざわざ、自分の好きな髪型をやめるっちゅうのは納得できません。

やっぱり、僕は、基本は「なめたい奴には、なめさせといたらええ。」のままで行こうと思います。

僕は、ピンクが好きで、乗っている自転車もピンク色をしています。そのために、「普通、男は乗らん色や。」ちゅう理由で、しょっちゅう、盗難車と疑われて、警察の職務質問を受けます。

その度に、車輌確認のために、5~10分の貴重な時間を浪費させられるんですけど、せやから言うて、わざわざ、その事態を避けるためだけに、自分の好きな色を放棄する気は、サラサラありません。

疑うのは、向こうの勝手です。パトロール中の警察官は、人を疑うのが仕事です。疑いたい人には、疑うてもらわんとしゃぁないです。

せやけど、今後は、いざっちゅう時には、毅然とした態度で臨もうと思います。

人になめられるのは、外見だけやないはずです。外見プラス、その人の態度が、最終的には総合判断されるんやと思います。これからは、気ィ付けなあきません。

そして、教訓その3は、「相手の気持ちを考えるのも、ほどほどにせなあかん。」ちゅう事です。

これは、僕の今年1月からの目標のうちの一つなんですけど、どうしても僕は、ついつい、相手の気持ちを考え過ぎてしまう嫌いがあるんです。

「その1」にも書きましたけど、僕は、自分が折れて我慢さえしたら、円満に事が運ぶような場面では、まず間違いなく折れます。よっぽどの事やない限り、敢えて、我を通すような事はしません。

僕は、我を通してまで、その集団に属するよりは、身を引いて、違う集団を探すか、または、一人でいる事を望みます。極力、トラブルは避けるように努めています。

信じられへんも知れませんけど、僕は、子供の頃に反抗期っちゅうもんがありませんでした。父親が、全く話の通じひん人間やったんで、僕は、敢えて反抗をしない道を選びました。

1つ違いの姉が、父親に、とことん反抗している姿を横目に、「無駄な事してるわ・・・・・。」と思っていました。

その時から、僕は、言うても分からん奴には、何も言わん主義を貫いています。そんな事をしても、骨折り損のくたびれ儲けです。お互いにストレスが溜まって、嫌な思いをするだけです。それやったら、黙ってる方が絶対に賢いと思います。

子供の頃から、そんな性格をしているお陰で、今の僕は、人当たりが良くて、押しが弱くて、腰の低い、典型的な商いの下手な商売人なんかも知れません!?

せやけど、僕は、ものすごく相手の事を考える人間です。父親の事は、決して尊敬はしてないんですけど、それでも、困ってる時は、助けてあげんとあかんと思っています。彼が、あないな性格になってしもたんも、彼の両親の教育が悪かったからやと、彼も、ある意味で被害者なんやと、ついつい同情してしまいます。

せやけど、ついつい、人に同情してしまう僕のこの性格が、今までに様々なトラブルを引き寄せている事も事実です。

僕は、その事に気付いたんで、今年からは、それを極力やめようと誓いました。

僕のこの性格のために、僕の周りには、よそでは相手にされへんような、クセのある人間ばっかりが集まるようになってしまいました。そういう人達は、よそとは違ごて、僕が普通に接してあげるもんやから、それに気を良くして、暇つぶしのために、用もないのに、頻繁に店に足を運んで、入り浸ったりするようになりました。

僕は、「この性格じゃ、そら、よそ行ったら、誰も相手にせんはずやわ・・・・・。」と思いながらも、ついつい、相手に同情してしまう癖がついていました。

せやけど、正直に言うて、そういう人達と関わっていても、何一つ、ええ事はありませんでした。

そういう人達は、常に、自分の事しか考えてへんで、自分が得する事ばっかりを考えて、相手が得するような、ええ事をしてあげへんから、相手に嫌われて、誰にも相手にされてへんわけです。

やっぱり、人から相手にされへんちゅう事は、それなりの理由があるわけです。

せやから、今年からは、「誰にも相手にされへんような人間は、俺も相手にする必要はない。」と、考えを、少し切り替える事にしました。

今回の事件においても、僕は、相手の鼻をポキンとへし折ってしまうのは、どこか可哀想な気がして、相手に気を使って、「金目当てで、こんなんしてるんやない。子供が心配なだけや。」と言い張る相手の話に合わせてあげて、僕は最後まで、「あんた、常習犯やろ?分かってんねんで。」ちゅう言葉は口にせずに、相手の懸命な演技に騙された振りをしてあげていました。

涙ぐましい僕のこの努力は、助演男優賞に値すると思います。遠回しに、その事を相手に分からせようと、当て付けや嫌味を何回も口にしたんも、そんな心理があったからでした。

おまけに、僕は、どこまで人がええんか、相手の本性が分かっていたにも拘わらず、最後の電話で、「診察料だけでも出しましょうか?」と相手に申し出ています。

ここまで来たら、もう病気です。この性格は早々に治さんと、そのうちに相手に付けこまれて、とんでもない詐欺事件かなんかに巻き込まれてしまいかねません。

世の中には、いかにして、人から金を巻き上げるか、そんな事ばっかり、四六時中考えてるような輩がウヨウヨしています。

人が良すぎるんも、程々にしとかんとあきません。

 

~続く~

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