2006.05.07「間違いない!」その1

おまち堂のコラム

4月7日に、拳法の道場に行く前に、今度は、車で衝突事故を起こしてしまいました。

その頃は、仕事が忙しくて、かなり疲れが溜まっていたので、少し体を癒そうと思って、その日は、仕事を早めに切り上げて、大阪府高槻市の摂津峡温泉に足を運びました。

そして、19時の稽古開始時刻に間に合うように温泉を後にして、爽快な気分で道場に向こてました。

そして、道場に行く前に、再び、僕はパンを買うためにコンビニに寄りました。その時も、さほど、お腹は減ってなかったんですけど、最近の習慣で、僕は吸い寄せられるようにコンビニに寄ってしもて、また、そこで、2つパンを買うてしまいました。

そして、僕は、買うたパンを手に車に戻り、エンジンを掛けて、発車しました。

コンビニは、国道170号線沿いにあって、僕は左折して国道に出ようと思てたんですけど、僕の前には右折して国道に出ようとしてる車が、ウインカーを出して停車していました。

その国道は、片側2車線あって、結構交通量が多くて、ビュンビュンと車が走ってたんですけど、出口の2台目に並んでいた僕の目には、左折は比較的容易にできそうに思われました。後ろから見ていて、何回も、僕が左折するには十分な、長い車間距離の時がありました。

上手い運転手であったならば、何度も右折のできるタイミングはあったと思うんですけど、それでも、なかなか右折をしない前の車にしびれを切らした僕は、その車の左側のガードレールとの間の狭いスペースに、何とか自分の車を入れられそうな気がして、そこに車を移動させる事にしました。そこへ車を入れる事ができたら、前の右折車の動向には関係なく、僕は、先に左折ができると判断しました。

左のサイドミラーで後ろを確認した僕は、ハンドルを、左にいっぱいに切りながら、車をバックさせました。車のお尻を左に振りながらバックして、前の右折待ちの車の左側後方に移動してから、空いている、その車の左側のスペースに、前進するつもりでした。

その作業の途中で、後方の、どこからともなく、大きなクラクションの音が聞こえてきました。

一瞬、アクセルを緩めた僕なんですけど、すぐに「今の音は、かなり後方やったな・・・・・。」と思い、再び、アクセルを強く踏み込みました。

そして、その次の瞬間に、車体に大きな振動を受けて、僕は、慌ててブレーキを踏みました。

僕は、一瞬、何が起こったのか分かりませんでした。左右のサイドミラーを交互に見てみたんですけど、自分が何にぶつかったのかは分かりませんでした。

慌てて、車を降りた僕は、外に出てみて初めて、自分が後方の白い車と衝突してしまっている事を知りました。

僕が、相手の車に近づこうとして歩いてる最中に、かなりの量の、車体の破片が地面に落ちているのが目に入りました。せやけど、相手の車を見てみると、バンパーに、縦になった棒状の長く黒い傷痕が残っている程度で、その他は、へこみも割れも一切ありませんでした。

僕は、一瞬、「あれ?今の衝撃やったら、よっぽど、相手の車は傷付いてるはずやけどな・・・・・。」と首を傾げました。

相手の50代の男性運転手の方が、降りて来ました。

僕は、「すみません。申し訳ないです、、、、、サイドミラーでは、後ろを確認したんですけど、ルームミラーは見てませんでした。。。。」と、開口一番に謝りました。

男性は、言いました。「クラクション、鳴らしたんですけどね、、、、、、。」

僕が耳にして、「かなり後ろの方や。」と判断したクラクションは、真後ろで、男性が鳴らしたもののようでした。結構、大きな音で音楽を聴いていた僕の耳には、それは、もっともっと後方からのもののように感じられました。

「怪我は、なかったですか?ちゃんと保険には入ってますんで、きちんと、責任は取らせてもらいます・・・・・。」僕は、言いました。

男性は、温厚な方で、「うん、怪我はないで。うちとしては、ちゃんと修理さえしてもろたら、それで、かまわんから。」と言うてくれはりました。

いつぞやの、どこぞの若い男性とは、えらい違いでした。

僕は、相手がややこしい人間やなくて、ホッとしました。

 

~続く~

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