2005.01.07 「身近な盗っ人たち」

バンド時代のコラム

”盗み”と言えば、俺は今まで数多くの身近な盗っ人を目撃しています。

俺の家に遊びに来た友人に、物を盗んで帰られた事も何度かありました。

俺が、中3の時の出来事です。「おまえの家のラジオ、潰れとって聞かれへんかったわ。」彼は、友人の輪の中で、俺に、そないに言うて、笑いを取りました。俺は、返す言葉が見つかりませんでした。どつき倒すにも値せん奴でした。何しか悲しかったです。

また別の友人には、いつも、みんなで遊んどった麻雀牌を2個盗まれました。そんなもん取ってもしゃぁないと思うんやけど、盗み癖のある奴は、何しか物を盗まんと気が済まんのでしょう。盗めるもんを盗まんのは、損やとでも思てるみたいです。

しばらくして、彼は「胸ポケットに入っとったわ。」ちゅうて、ある日、突然、それを返しに来ました。みんなで麻雀をして遊ぶ時、牌が足りないと、自分にとっても不便である事に気付いたんでしょう。麻雀牌に、胸ポケットに飛び込むだけの跳躍力があったら、間違いなくオリンピックに出れると思います。

これも中3の時、文化祭の買い出しの為に、男子5~6人で文房具屋さんに行った時の事です。そのうちの2~3人の奴らが、店のおばちゃんが目を離した隙に、手当たり次第に、消しゴムやら何やらの小さな文房具を盗んで、ポケットに入れ倒してました。ほんでもって、教室に帰ってから、それらを取り出して、金額を計算して喜んでました。信じられへん奴らです。

大学時代のアルバイト先のガソリンスタンドでは、すでに、バイトをやめた高校生が、店長がいない隙にやって来て、勝手に、自分のバイクにガソリンを入れて、当たり前のように、お金を払わずに帰っていた事もあります。店長さんは、売上金が足りない事を、いつも不思議がっていました。

同じく、ピザ屋でバイトをしていた時も、売り上げ金が合わん事が、しょっちゅうありました。デリバリーに出ている最中に、監視のないのをいい事に、お金をくすねている連中がおったんやと思います。

つい最近では、俺の親父が店で雇っとった16歳の少年が、店の金を何万円と盗み、彼女の誕生日にプレゼントを買うたり、寿司を食いに行ったりしとったそうです。

彼は家族のお金にも平気で手を付けるような奴で、親は家を出る時は、常に通帳と印鑑を持ち歩いてはったそうです。彼は家庭内で暴力を振るう事でも有名で、嘘も平気で付きます。家でお金がなくなって、彼を問い詰めても、絶対にシラを切り通すそうです。”嘘つきは泥棒の始まり”ちゅう言葉は、ほんまみたいです。

俺には、友達と呼べる人間が恐ろしく少ないです。人間関係運は、半端やないくらいに悪いです。せやけど、嘘を付く人間、盗みをする人間とは関わり合いには、なりたくないです。今まで友達を選んできた結果が、今の俺の状態です。

まともな人間とは、かくも少ないもんなんやろか??

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