2013.07.29「夏の思い出」その2

その他

翌日の25日(木)・・・・・・

9時半のサービスを終えた僕が、事業所に向かってバイクを走らせていると、10時頃に、彼女から電話が掛かってきました。

「ウチ、昨日、電話したやんなぁ??何て言ってた??」

僕は、一瞬、いや~~~な予感がしました・・・・・。

「い、いや・・・・今日、来る言うてたんちゃう??」

「せやんなぁ~、ウチ、そう言ったよなぁ・・・・・??ウチ、昨日、酔ってたから、何て言うたか、あんまり覚えてへんねん・・・・・。」

内心、僕は、彼女が、

「今日は、やっぱり行けんわ~。」

と言い出すんやないかと、着信通知を見ながら、電話に出た瞬間から思っていました。

せやけど、彼女は言いました。

「また、新幹線に乗ってから、電話するわ~。」

僕は、言いました。

「了解。ほな、待ってるわ。俺はもう、今日の仕事は終わったから、別に、何時でもかめへんで。ゆっくり来たらええわ。・・・・・で、そこから大阪まで、新幹線でどれぐらいかかるん??」

「1時間ぐらいかなぁ・・・・・。」

「分かった。ほな、電話もろてから出発して、ちょうどええぐらいやな。着くん、新大阪やろ??ほな、俺、地下鉄で行くから、待ち合わせは、地下鉄・御堂筋線の改札にしよか。」

「分かった。ほな、また、新幹線に乗ってから電話するわ。12時頃には、そっちに着けるように出るわ。」

一応、彼女が、ほんまに大阪に来てくれるみたいで、僕は、安心しました。

前日の彼女は、また別の人達との飲み会に参加していたようで、かなり酔うた状態で帰宅して、甥っ子の病気を知り、僕に電話を掛けて来てくれたようでした。

久しぶりに、アメリカから日本に帰って来ると、いろいろと会う人がたくさんいて、そら、大変やと思います。

せやけど、そんな忙しい時間の合間を縫って、わざわざ、僕なんかに会いに来てくれるやなんて、たとえ、妹さんの”外れ1位”やったとしても、僕にとっては、ありがたく、めさめさ嬉しい事でした。

せやからこそ、僕は、前週に、”減酒生活”を誓った矢先やったにも拘わらず、「彼女に会える!」という嬉しさのあまりに、23日(火)に酒を飲み、「やっぱり、会われへん。」という落胆のあまりに、その翌日にも酒を飲んでいた次第です。

せやけど、24日の深夜、僕に電話を掛けてきたA子は言いました。

「もしもし、中川君?」

「あぁ~、まいど、まいど!」

僕は、声を聞いて、すぐに相手が誰だか分かりました。

「ごめん、寝てた??」

「いやいや、全然!起きてたで。」

「誰か分かる?」

「分かる、分かる!Aちゃんやろ!?」

「岐阜の甥が病気になったみたいで、行けん事になったから、明日、大阪に行ける事になったで。」

「あ~、ほんまぁ!ほな、おいで、おいで!めさめさ、嬉しいわ!今、Aちゃんに会われへん事になって、悲しくて、やけ酒、煽ってたとこやわ。」

「またまたぁ~!よく言うわ~。じゃ~、明日、新幹線に乗って、駅を出発したら、また電話するわな。」

「おおきに!ほんま、嬉しいわ!ほな、電話待ってるわ。気ィ付けておいでや!楽しみにしてるわ。」

「うん!ウチも楽しみやわ。Bちゃんの件も、いろいろと聞かんといかんし・・・・・。」

たぶん、彼女は、僕のブログを読んでくれていて、以前に僕が、A子よりも、Bちゃんの方が好みやと書いていた事を、実は、怒ってるんやと思います・・・・・。

彼女が怒ったら、いろんな意味で「怖い!」という事を知っていた僕は、ちょっとだけ酔いが覚めて、背筋が寒くなってしまいました・・・・・・。

~続く~

タイトルとURLをコピーしました