２５日（木）の午前１１時半過ぎに、「今、新幹線に乗ったで～。」という電話が、彼女から掛かって来ました。
電話の向こうの彼女の声は、異様に、息が荒かったです。
もっと早い新幹線に乗る予定やったのが、様々な事情が絡み、遅くなってしもたんでしょう。
慌てて飛び乗った彼女の姿が目に浮かびました。
「フグ屋さんでランチをしよう！」と約束をしていた僕らですが、彼女の到着が遅くなってしまう可能性がある事は、当然、僕も、想定済みでした。
今までの経験的に、あんまりお腹が空き過ぎていても、いざ食事を始めると、すぐに満腹感を感じてしまい、あまり、たくさんの飲み食いはでけへんという事を知っていた僕は、敢えて午前１１時過ぎに、戻った事業所で、コーヒーを飲みながら、野菜サラダを挟んだ食パンを２枚食べていました。
これで、彼女の到着が１２時やったら、完全にアウトやったんですけど、恐らく彼女が、１２時に到着しないであろう事は、僕には分かっていました。
“同期の桜”の行動パターンは、誰よりも、僕が把握していました。
１１時半過ぎに、電話を受けた僕は、１２時過ぎに事業所を出発しました。
これも、お決まりの僕のパターンです。
「ちょっと、遅れてまうかな・・・・？」と思いながら、僕は、新大阪に向かいました。
結局、僕らは、１３時１０分頃に、地下鉄御堂筋線の新大阪駅の改札口で出会いました。
事業所を出発した時の僕は、「ちょっと遅れてまうかな・・・・？」と思っていたんですけど、結局、僕らは、ドンピシャのタイミングで再会する事ができました。
僕が、まもなく新大阪駅に到着しようかという１３時５分に、彼女から電話の着信があり、電車を降りた僕が、１３時８分に掛け直し、その電話に出なかった彼女が、１３時９分に電話を掛け直してくれて、僕らは、１３時１０分過ぎに、再会する事ができました。
電話が繋がった時、彼女は、改札の外のマクドナルドの前にいて、僕は、改札の中のコンビニの前にいました。
そのまま、大阪のミナミの方に行く予定でしたので、僕の居場所を確認し、改札の近くまでやって来た彼女に対して、僕は、「心斎橋」までの乗車券を購入するように言いました。
この日の僕は、わざわざ大阪まで来てくれた彼女に対して、一銭も、お金は使わせない予定やったんですけど、この状況で、お金を差し出しても、きっと彼女はそれを拒否したと思いますので、僕は、この時は、敢えて、お金は出しませんでした。
せやけど、切符を購入して改札を通り抜けてきた彼女は、大阪の地下鉄料金の高さに、ブーブーと文句を言うてました。
僕は、大そう、居心地が悪かったです・・・・・・。（T_T)
久しぶりに会う彼女は、以前と何も変わっていませんでした。
僕にはとても真似のできない、もう１０年近く”アメリカで仕事をして、生活をしている。”彼女でしたが、ほんまに、何も変わっていませんでした。
「もう４０歳やで。年とったなぁ・・・・・・！」
とも思いませんでしたし、
「ええ女になったなぁ・・・・・！」
とも思いませんでした。
何しか、以前と、何も変わっていませんでした。
いや、厳密に言うと、多少は変わっていたと思います。逆に、変わってない方がおかしいです。最後に会うてから、すでに、もう７～８年の歳月が流れているんですから・・・・・。
せやけど、せやけど！
どこがどないに変わっていたのかと聞かれても、上手い事、表現ができません。
言葉では、言い表せません。
敢えて、言葉で言い表すとしたら、
「以前と何も変わってなかった！」
この言葉が、全てやと思います・・・・・・。
～続く～
