ズボラヤで、A子と食事をしている時、ふと、こんな話が話題に上りました。
僕は、言いました。
「ちょっと前にアルバム見てたら、何でか、俺のアルバムに、ノグさんとBちゃんの写真が挟んであんねん。たぶん、俺、ノグさんとは会うた事ないと思うねんけど、何でやろなぁ??」
ノグさんというのは、一時、若かりし日のA子が熱を上げていた、A子の地元で活動していたアマチュアバンドのボーカリストでした。
Bちゃんというのは、実は、僕がA子よりもタイプやった、彼女の友達の女性です。
一時期のA子は、
「めっちゃ、カッコいいね~~~~んっ!!」
と、「ノグさん、ノグさん!」と言うてました。
せやから、僕は、”ノグさん”という、ボーカリストが、彼女の地元で活動しているという事実は知っていたんですけど、彼と直接、接触した記憶というのが、全く、ありませんねん。
にもかかわらず、何故か、僕のアルバムには、そのノグさんと、Bちゃんが一緒に写ってる写真が挟んでありました。
僕は、ふと、食事中に、その素朴な疑問を、彼女にぶつけてみました。
「なんでやろ~なぁ??」
そう口にするや否や、A子は、携帯電話を取り出し、おもむろに、Bちゃんに電話を掛けました。
「もしもし、Bちゃん?今、電話、大丈夫?今、大阪に来てて、中川君と会ってるねん。それで、中川君が、”ノグさんとBちゃんの写真を持ってるって、言うんやけど、何でやろうなぁ??・・・・・・そうそう、ノグさん。ウラら、ようライブ見に行ってたやん、、、、そう、そう!そのノグさんやわ!」
しばらく2人で話をした後、A子は、僕に電話を手渡しました。
「まいど、まいど!えらい久しぶりやなぁ!元気してんの??」
「元気やで~。」
「俺の事、覚えてる?昔、よう会うてた思うけど・・・・。」
「覚えてるよ~!ちょっと、老けた人やんなぁ??」
昔、Bちゃんも含めて、みんなで、よく旅行に行ったり、花見に行ったりしていたのは、僕らが23~24歳の頃やったと思いますので、もう、かれこれ、16~17年も前の話です。それ以降は、僕らは、一切、会っていません。
「いや、老けてはないと思うけど・・・・・・。髭は、伸ばしとったけどな、、、、、。何か、今、結婚して、子供おるらしいやんか!?」
「そうやねん~。」
「子供さん、何歳なん??」
「2歳やで~。」
「へぇ~、そうなんや・・・・。あっ!それはそうと、ノグさんや!ちょっと前に、アルバム見てたら、Bちゃんとノグさんの写真が、何でか、俺のアルバムに挟んであったんやわ。何でやろなぁ??」
「さぁ、何でじゃろ??私とノブさんが、2人で写っとん?A子ちゃんは、写ってないん??」
「そうやねん。Bちゃんとノグさんの2ショットやねん。A子は、写ってへんねん。俺、多分、ノグさんのライブには、行った事ないと思うねんけどなぁ・・・・全く、記憶にあれへんねんけど。。。。」
「だけど、中川君のアルバムに、その写真が挟んであるんやろ??」
「そうやねん・・・・・。」
「やったら、やっぱり、中川君も、その場に、おったんやろ~!?中川君が、その写真撮ったんじゃないん??」
「せやろか・・・・!?せやけど、全然、記憶にあれへんねんけどなぁ・・・・・。」
「いや、おったんやって!写真が、あるんやから!」
「そうかなぁ・・・・!?」
「そうやって!」
・・・・・って、どんな会話やねん!?(笑)
15年以上も前の話を、鮮明に覚えている方がおかしいですよね。
~続く~