2013.08.11「夏の思い出」その21

長編シリーズ

僕がサービスへの出発準備をしていると、店の開店準備をしていた親父と鉢合わせました。

その日の僕は、サービス終了後の10時~12時まで、親父の店で店番をする約束をしていました。

僕は言いました。

「今日、何時頃、店開けるん?」

親父は言いました。

「8時頃には開けてるんちゃうか。」

僕は言いました。

「あぁ、ほんまぁ・・・・・。俺、今から、サービス行くんやけど、こっちの店は、もうちょっとだけ閉めといたってくれへん?同級生、まだ寝てんねん。女の子やねん・・・・・。」

事業所のある店の方まで、親父がシャッターを開けてしまと、お客さんからは事務所の中が丸見えで、さすがに、それはちょっと、A子にとっては、如何ともしがたい状況でした。

親父は言いました。

「何や、女の子かいな??同級生いうから、てっきり野郎やと思ってたがな・・・・!!それやったら、何ぼでも布団あったがな・・・・!」

僕は、言いました。

「ははは!いや、別にかめへんねん。そんなん全然気にするような子とちゃうから・・・・・!」

僕は、100ccの原付バイクに跨り、サービスに向けて出発しました。

さすがに、ちょっと眠かったです。(笑)

目をショボショボとさせながらではありましたけど、もちろん(!)、8時10分までのサービスを無事に完了する事の出来た僕は、事務所に向かってバイクを走らせました。

この後の僕は、10時~12時まで、親父の店番の仕事が残っていました。

僕は、サービス帰りに、事業所の近所の「すき家」に立ち寄り、朝食として、うな丼と牛丼を購入してから戻りました。

仕事(サービス)帰りに事業所に戻る時の僕は、不思議と何故か、ウキウキワクワクとしていました。

「新婚生活の時に、仕事が終わって、早く家に帰りたいと思う男の気持ちっちゅうのは、ひょっとしたら、こんなんなんかもな・・・・・・。」

何気なく、僕は考えていました。

事務所に戻って来た僕は、バイクを停め、閉めっ放しやったシャッターを開けました。

その時の僕のウキウキワクワク感というのは、まさに最高潮でした!

ひょっとしたら、それは、子供が、親には内緒の秘密基地で飼う、どっかからか拾ってきた子犬に食べ物を持ってきた時のような、そんなワクワク感やったのかも知れません。

何しか僕は、ドキドキワクワクとしながら、事業所のシャッターを開けました。

ほんでもって、鍵を回して、ドアを開けながら言いました。

「開けるでぇ~~~!もう、起きてんの??」

「△★◆□○☆■。。。。。▽◇*※、、、◇★☆。。。;;;;!!!」

イスに腰掛けたA子は、テーブルの上に、2枚の毛布と1枚のタオルケットを畳んで置き、その上に顔を埋めて、死にかけていました。

僕は、言いました。

「何や・・・・ゆっくり横になってたら良かったのに、、、、!」

A子は、言いました。

「○◇△▼。。。。☆●■▽■、、、:&%△●~~。、、;;+*..!!」

「朝ごはん、買ぉて来たで!うな丼と牛丼、どっちがええ??」

「牛丼でいいわ、、、、。」

「牛丼でええの?ほな、俺、うな丼食うで!一緒に食べよか。」

「今は、まだ食べれんわ・・・・」

「あぁ、ほんまぁ~、、、、ほな、俺、食うとくで・・・。」

僕は一人で、うな丼を食べ始めました。

僕が、「アホ程飲んで、アホ程食う」というのも、ええ加減そろそろ、皆さんも分かって来はりましたよね??(笑)

こんな僕ですから、人の飲みに行く時は、飲み放題のコース料理やない限りは、気を使こてしもて、楽しく、お酒を飲めません。

しかも、僕は、前日に、ズボラヤに行く前は、お腹を壊していて、体調は万全ではありませんでした。

僕が、「アルコール消毒」という言葉を頻繁に使うのも、少々のウィルスやったら、ビールを飲めば、嘘やなくて、ほんまに退治出来るからなんですよ!(笑)

僕が、うな丼を食べている時、毛布に顔を埋めたA子が言いました。

「ウチ、もう二度と夜ふかしなんかせんわ・・・・・・。」

僕は言いました。

「せやから、俺、言うたやん!12時に、”このまま、帰って寝よか?”って、、、、ほな、あんたが、“カラオケ行く!”言うたんやんか!」

「だって、知らないところで、一人で寝るなんて、怖いやん・・・・・。」

僕は、言いました。

「そら、そうやな、、、、今、考えたら、俺もこんなとこに、A子を一人置いて帰られへんわ・・・・・。窓もあれへんし、シャッター閉めて帰って、窒息死してへんか心配なるわ・・・・。」

僕は、続けました。

「ほな、最初から、俺の家に来たら良かったやん!クーラーある方が快適やと思ったから、事務所に泊まった方がええと思ったんやけど、まさか、クーラーなしで寝れる子がおるとは思わんかったわ・・・・・。それやったら、最初から、俺の家に来た方が、シャワーも浴びれて、もっと快適やったのに・・・・・。」

うな丼を食べ終えた僕は、急に、強烈な疲労と睡魔に襲われて、何も敷いていないコンクリートの上に横になりました。

時刻は、9時半頃でした。

僕が、親父の店の店番をするまで、まだ30分近くの時間が残されていました。

~続く~

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