2013.08.15「夏の思い出」その23

長編シリーズ

12時に店番を終えた僕が事務所に戻ると、A子は、かなり元気を取り戻していました。

牛丼も、半分ぐらいは食べていました。

結局、僕らは、電車で温泉施設に行く事にしました。

まぁ別に、細心の注意を払いながら頑張れば、バイクで行けない事もなかったんですけど、ビリーに乗って行ったら、また2人で、一旦、事務所に戻って来んとあきませんでした。

彼女が相当に疲れていたのは一目瞭然でしたので、彼女にとってのベストは、温泉からの帰りに、そのまま、電車で新大阪駅まで行き、新幹線に乗る事でした。

バイクで行った場合でも、帰りに最寄り駅で彼女を降ろし、そのまま彼女だけ一人で新大阪駅まで行ってもらうという選択肢もあったんですけど、やっぱり僕は、新大阪駅まで、彼女を見送りに行きたかったです。

少しでも長い時間、一緒にいたいと思いました。

事務所を出発した僕らは、歩いて最寄駅まで行きました。

切符を買い、改札を通り抜け、ホームに向かう階段を上っている時、ふと、彼女が言いました。

「ウチら、ちょっと汚くない??」

僕は、答えました。

「いや、そうでもないんちゃう?大阪では、誰も、そんなん気にせぇへんて!」

ちゅうか、僕、その時の彼女が、”汚いのでは?”と思った、そのままの格好で、すでに、朝の利用者さんのサービスに入ってますからね、、、、(笑)

そもそもにおいて、”Tシャツに、ジャージ姿”というのは、基本的には、いつもの、僕がサービスに入る時の服装です。

下がジーンズの時もありますが、基本的に僕の場合は、普段着も仕事着もほとんど変わりません。

金具がジャラジャラと付いた皮ジャンは、利用者さんにとって危険ですので、それは仕事では着ませんが、それ以外は、僕にとっては、普段着も仕事着も全く一緒です。

あ!そない言うたら、服装は全く一緒ですが、頭に巻くものだけは、ちょっとだけ違うかも知れません。

普段の僕は、タオルを頭に巻いていますが、仕事の時だけは、ヘアーバンドをしています。

仕事と言うても、それは、介護の”サービス時限定”で、サービス以外の自営業の時は、チラシを配る時も、店番をする時も、草むしりをする時も、お客様宅を訪問する時も、基本的には、「頭タオル」です。

A子と一緒にいた時も、僕は、常に、頭にはタオルを巻いていました。

この日は、黄緑色のタオルを巻いていたんですけど、それは、前日にフグを食べていた時と同じタオルでした。

A子は、

「昨日と、一緒やん~~!」

と嫌がっていましたが、僕は言いました。

「しゃぁないがな!事務所に、替えのタオルがあれへんかったんやから・・・・。せやけど、そないにこれ、汗臭くないで。さっき、匂ってみたけど、洗剤のええ香りすんで。匂ってみる??」

「遠慮しとくわ・・・・・。」

彼女は、言いました。

そうこうするうちに、僕らは、兵庫県宝塚市にある温泉施設、「宝乃湯」に到着しました。

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~続く~

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