彼女が受けていたのは、普通二輪教習でしたので、大型二輪の教習を受けていた僕は、彼女よりも
早く卒業する事になっていました。
僕は、卒業の日に、もし彼女に会う事があれば、僕が、いろいろと気付いた事や注意点などを書き込んでいた、”二輪マスターブック”という、入校時にもらった冊子を、手渡してあげようと思いつきました。
最後に会った時の、落ち込んだ彼女の後ろ姿が忘れられませんでした。ブーツを履くと、僕と同じか、それ以上に背の高かった彼女の背中が、その時は、えらく、小さく感じたもんです。
少しでも、その冊子が、悩める彼女の手助けになってくれれば幸いやと思っていました。
せやけど、卒業検定に合格して、僕が、教習所を後にするバスに乗り込む時間が近づいても、結局、彼女には会えずじまいでした。
そこで、僕は、山口県の宇部出身の同い年の男性にマスターブックを託して、彼女に会った時に渡して
くれるように、お願いしました。
せやけど、僕がバスに乗り込む、ほんの5分程前に、偶然、バッタリと彼女に出くわしました。
彼女には、その男性に冊子を託した旨を伝えたんですけど、男性には、「無理に持ち歩いて、探してまで渡してくれなくてもいいですよ。たまたま、カバンを持っている時に、たまたま、彼女に会うた場合だけ、渡してくれはったらいいですから。」と言いましたので、その後、彼女が冊子を受け取ったのかどうかは、分かりません。
せやけど、真面目な男性でしたから、きっと、ちゃんと渡してくれはった事やと思います。
その後、メールアドレスを交換していた同じ山口出身の別の男性からメールが届きました。
「二輪の○○さんが、無事に卒検に合格して卒業できたとの事です。皆さんと出会えて良かったと言っていましたよ(^O^)/」(”〇〇さん”は、女性の名前)
同じ日に入校した同期の人達の卒業というのは、自分の事のように嬉しいもんです。特に、苦しんでいた姿を目の当たりにしていた彼女の合格は格別でした。
大阪に帰宅した僕は、覚えていた彼女の名前をインターネットで検索してみました。
「フリーで仕事をしている。」と言うてはりましたので、ひょっとしたら、その業界では、名前の通った女性なんやないかと、ふと思ったからです。
思わず、そないに思ってしまうぐらい、彼女は、周囲の女性とは全く違うオーラを放っていました。
ほな、やっぱり、出てきましたがな!
モデルにでもなれそうなぐらいに背が高くて、細身で美人やった彼女は、やっぱり、昔は、モデルをしてはったみたいで、知ってる人は知ってるぐらいの、結構、有名な女性やったみたいです。
無知いうのは、ほんまに恐ろしいですね・・・・・・。
僕、彼女、誘いましたからね・・・・・
「一緒に、便所掃除しませんか?」いうて、、、、、(笑)
もちろん、彼女は来ませんでしたけど、、、、、。(当たり前や!)
とまぁ、こんな感じで、僕の合宿生活は、ほんまに楽しくて、有意義でした。
出会う事の出来た、全ての人達に感謝しています。ほんまに、心からおおきに!
せやけど、普通車の教習を受けている同期の人達は、まだMランドに残されています。
ここの教習所のホームページには、卒業生の写真が掲載されますので、そのページをチェックして、残された人達の卒業も、ぜひぜひ見届けたいと思っています。
全員の卒業を見届けるまでは、今回の僕の合宿生活は、まだ、全てが終わっていないような気がします。
合宿免許は、ええよ~~~~っ!
楽しいよ~~~~っ!
三食、飯食えるよ~~~っ!(大阪に戻って来たら、3kg体重が増えてました、、、、)
Mランドが、ええかどうかは、個人の判断に任せるとして、時間に余裕のある人達には、ぜひぜひ、合宿に行ってみる事を、お勧めしますよ。
ちなみに、僕は、もうMランドは、いいです。もし今度、合宿で免許を取得する機会があったとしたら、次は、違うところに行きたいです。
あそこは、二回行くところでは、決してないです。(あくまでも、個人の感想です!笑)
「ぜひ、また行きたい!」と思う人は、あの変な歌に、きっと洗脳されてますわ!(間違いなく、個人の感想です!笑)
~完~