○○と別れた俺は、上田さんに電話を入れました。ひょっとしたら臼井さんと同居してはる可能性もあると考えた俺は「表札が、臼井さんになってたんですけど、そちらのお宅で、よろしいんですかね?」と上田のおばあちゃんに尋ねました。
するとおばあちゃんは、「臼井さんの隣です。今から玄関の前に出ますんで、、、」と言うて電話を切りました。俺は「何や。102号室やったんか。」と思いながら再び部屋の方に向かうと、103号室の前におばあちゃんが立ってはりました。ほんまは、103号室が正解やったみたいです。
俺が仕事を終えて店に帰ると、店番をしてくれとった、おかんが、「上田さんから電話あったよ。」と俺に言いました。俺の到着が遅いと、おばあちゃんは、いっぺん店に電話をしてはったみたいです。「11時から12時の間に行く。」と約束して、ちゃんと12時の15分前に行ったんやけど、、、、、。
おかんが、その時にメモった、おばあちゃんの住所を見てみると、部屋番号は102号室になってました。俺が最初に受けた電話では、おばあちゃんは間違いなく、”101号室”と言いはりました。俺は、ちゃんと復唱して確認もしたし、「101号室やったら管理人さんかも知らんな、、、、」と考えた程やったから、これは間違いありません。
どうやら、おばあちゃんは、ちょっとボケてはったみたいです。俺が、卒業した大学を聞かれて答えた時も、「あぁ、あそこは、いい大学ですね。」ちゅうて言うてはったけど、たぶん、おばぁちゃんは、その大学を知らんと思います、、、、、(ToT)
せやけど、そのお陰で、16年ぶりに中学時代の同級生に会えました。もし、おばあちゃんが正しい部屋番号を伝えとったら、彼との再会はありませんでした。
ほんま、人生は偶然の連続ですね。(せやけど、ほんまは、俺は人生には偶然はないと思てます。人生は全て必然です!!)
PS・・・・ご心配なく!!ちゃんと○○君には、俺の正体伝えてあります。伝えずに立ち去ったら、○○君、気になって、夜寝られへんがな!!せやけど、俺は、そない体型は変わってへんのに、全然雰囲気が変わったって言われたなぁ、、、、、
<~完~>