2004.11.19 「緊張する時、しない時」

バンド時代のコラム

今日は、午前中に、甥の学習発表会を見に行ってきました。劇中に、セリフがなかなか出て来ぇへん子とかもいてましたが、やっぱり緊張する人は、緊張するんですね。

俺の親父も、去年、いとこの結婚式の2次会で、乾杯の音頭を任されたんですけど、途中で言葉が出てこんようになって、かなりの時間、黙り込んでました。

そない言うたら、柔道の井上康生選手も、五輪の壮行会か何かのスピーチの時に言葉が出てこんかったと読んだ事があります。100戦練磨の柔道王でも、土俵が違うと緊張するもんなんですね。

その点、俺は人前でしゃべるんが土俵に合うてるんか、その点に関しては、あんまり緊張せん方です。

幼稚園の時の劇では、”ヘンデルとグレーテル”のおじいさん役をして、俺よりも、かなり、でかくて重たいヘンデル役の男の子に走り込みながら「おじぃさ~ん!」と抱きつかれました。客席から、ドッと笑いが起こったんを覚えています。

中3の時にした”忠臣蔵”の劇では、清水一学と橋の上で戦う赤穂浪士の役をしました。槍の先を、勝手にマサカリのように改造して、一学の首に引っ掛けて、彼を、会議テーブルで出来た橋の上から突き落としました。これは、一学役の男性の、会議テーブルが偶然ひっくり返ってこけてしまったように見せかけた迫真の演技でした。ここでも、大きな笑いが起こったんを覚えています。

ひょっとしたら、俺は幼稚園の頃から、すでに笑いを取る快感を覚えてしもとったんかも知れません。決して目立ちたがり屋やなくて、どちらかと言えば、シャイな俺やけど、密かに笑いを取るんが、結構、好きかも知れません。

せやけど、井上選手とは正反対で、拳法の試合の時は、結構、緊張する方でした。練習の時は、結構、強かったんやけど、試合では弱かったです。「勝たなあかん!」ちゅうプレッシャーに、いつも負けてました。

基本的に、俺は、精神的に弱い部分があります。俺と同じ病気にかかってる人は、たぶん、皆そうやと思います。この病気は、デリケートな人しかならん病気なんですっっっ!(たぶん、、、)

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