毎朝と毎夕に俺の車のタイヤに犬の小便をかけて行く不届き者がおって、往生してます。
俺は毎日、タイヤに水をかけて、ブラシでこすって、それを落としてます。まったくもって無駄な労働です。俺が車を止めてる場所は、ちょうど曲がり角のとこなんで、犬が用を足すにはもってこいみたいです。
昔、俺が新車の軽自動車を購入した時も、そこに止め始めるや否や、犬の小便攻撃に遭いました。
そこで俺は、ちょうどタイヤの大きさぐらいの木の板でタイヤカバーをこしらえて、前輪と後輪の両方に、それを立てて置いておく事にしました。助手席側のタイヤは家の壁に面してますんで、こちらは被害には遭いません。被害に遭うのは、運転席側の２本のタイヤです。
お陰さんで、それ以降は、タイヤに小便をかけられる事はなくなりました。せやけど、信じられへん事に、相変わらず小便攻撃は継続されとって、それ以降は、そのタイヤカバーに小便がかけられるようになりました。
ある日、俺のばあさんが、小便をさせてる犯人を目撃したそうです。何と、それはうちの隣に住む、ええ年をしたおっちゃんやったそうです。ばあさんは、「うちの孫は、オシッコを掛けられないように、このカバーをこしらえたんですよ。」と彼に言うてくれたそうです。
せやけど、んな事、わざわざ言わんでも分かりそうなもんです。自分がされて嫌な事を人にする人間はアホやと思います。もし彼が、毎日、自分の車のタイヤに犬の小便をかけられても何とも思わないっちゅうんやったら話は別です。俺は、それ以上は、もう何も言いません。彼は、関わってはいけない人間です。
それにしても、隣人の家の車に、平気で、毎日、犬に小便をさせるやなんて、ビックリします。わざわざにタイヤカバーまでこしらえて、そこに、「犬の小便禁止！」と書いてあっても、それでも、やめさせへん、その無神経さには、頭が下がります。
最近は、普通自動車をそこに置くようになったんやけど、やっぱり再び被害に遭い始めました。かかってる小便の位置の違いから判断すると、どうやら、犯人は複数おるみたいです。
隣のおっちゃんは、もうやめてくれたと信じたいです。
