2005.04.02「ガラスのやすえもん」その3

バンド時代のコラム

さすがに、病み上がり直後のその拳法復帰は体力的にも、ちょっと無理があり過ぎて、2ヶ月程続けただけで、2004年からは、またブランクに入ってしまいました。

それからしばらくは、何もせんと大人しくしとったんですけど、昨年の8月に、ホイコーローズ復帰の打診があって、その時の病気克服指数は58ぐらいやったんやけど、何とか週1練習、月1LIVEぐらいやったら、こなせていけそうな手応えを感じてたんで、約3年振りのバンド復帰を決めました。

それから、バンド活動を続けながらも、日に日に克服指数は上昇を続け、つい最近までは、75ぐらいまでに回復していました。俺は、長かった闘病生活の終焉が近い事を感じて、一人で、ほくそ笑んでました。

せやけど、今年の1月から懲りずに再再開した拳法の疲労などの蓄積とストレスとが重なり、3月の半ば辺りから、久しぶりに克服指数が下がり始めて、今では、バンドを始めた頃の数値に逆戻りしてしまいました。今でだいたい62ぐらいです。半年かけて、徐々に高めて来た数値が、一瞬にして逆戻りしてしまった俺の精神的ショックは、結構でかかったです。

それで、俺は悟りました。拳法とバンドの両立は、今の俺には、まだ無理であると。俺は、どっちか一つを選択せなあかん状況に追い込まれてしまいました。俺にとって、拳法とバンドは、あくまでも趣味です。趣味のために、入院して、仕事ができひんようになってしもたら、お話になりません。

俺にとっては、どっちも捨てがたい趣味なんですけど、拳法は個人競技なんで、体調の悪い時は稽古も休めるし、試合かて申し込んでも出んかったら、それでしまいです。せやけど、バンド活動は、そないな訳にはいきません。練習には必ず参加せんと、他のメンバーに迷惑がかかるし、ライブかて、いっぺん日にちが決まったら、必ず出んと、ライブハウスを始め様々な人に迷惑を掛けてしまいます。

そない考えたら、やめるんはバンドの方がええし、バンドをやめるんやったら、まだそないに活動が本格化してへん、今が、ちょうどええ潮時やないかっちゅう結論に達しました。活動が本格化して、ホイコーローズの知名度が、もうちょっとでも上がってしもたら、俺がやめる事によるホイコーローズへのダメージは、もっともっと、さらにでかくなってしまうと思う訳です。

そんな訳で、近々、俺は、ホイコーローズを去る事になりそうです。今まで応援してくれはった方々、ほんまにおおきにでした!

~完~

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